体毛と皮膚の役割について


ムダ毛の処理と言いますが、本来人間の体毛でムダな毛などはひとつもありません。人間の進化の中で必要なものだからこそ現在も残っているのです。

人間の体毛の本数には個人差がありますが、概ね120万本~150万本あると言われています。そのうち頭部には10万本~15万本の毛が生えています。それらの体毛がそれぞれどのような役割を持っているのか少し見ていきましょう。

①頭髪

まず第一に、頭髪には頭を守るという重要な役目があります。太陽光からの紫外線を防いだり、外部からの衝撃を吸収し脳などを守ってくれる役目があります。

もう一つ、これは意外と知られていませんが、体内の老廃物を体外に排出してくれています。人間は普通に生活しているだけで、有機水銀、カドミウム、アルミニウムなどの有害物質を体内に溜め込んでいます。例えば食事の時に合成着色料や防腐剤などを体内に取り込んでいる人も多いと思います。頭髪はこれらの有害物質を体外に排出する役割も担っているのです。

②まゆ毛・まつ毛

まゆ毛とまつ毛は目の周りに特に発達した体毛で、額から落ちる汗や雨水が目に入らないようにする役割を担っています。同様に外部からのほこりや小さなゴミが目にはいるのを防ぐ役割も担っています。

③鼻毛

鼻毛はホコリやゴミを体内に吸い込んでしまわないようにしています。鼻は喉や気管、肺などに直接つながっています。それらの器官に空気に混じった粉塵や虫、花粉などの異物が入らないようにフィルターの役目を果たしています。

また、鼻の内部の粘膜を守るため、鼻の中の温度や湿度を一定に保つ役割も持っています。鼻の粘膜は汚れを排出するための鼻水を分泌する重要な器官です。これらを守るため鼻毛は重要な役割を持っているんです。

④ワキ毛

ムダ毛の代表格とも言われるワキ毛ですが、これも決してムダな毛ではありません。ワキ毛は大事な役目を2つ持っています。ひとつは汗を発散し体温の調節作用を行う役割。もうひとつは皮膚と皮膚がこすれあうのを防ぐ役割があります。

⑤陰毛

陰毛には陰部にダイレクトに衝撃が加わらないようにするクッションの役割があります。縮れているのはそのためで、外的な刺激が直接加わらなように保護しています。

陰毛にはウイルスや細菌の侵入を防ぐ働きもあります。ですので妊娠や出産を控えた女性は剃らないほうがいいと言えるでしょう。また、細菌の侵入を防いでくれますので性感染を予防する役目もあります。

陰毛はムダ毛と認識をしている人も少なからずいますが、それは大きな間違いです。海外セレブや芸能人の影響からか日本でも陰毛をすべて処理してしまう女性がいますが、本来の役割から考えると無理に処理しない方がよいと言えるのです。

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